イヤー、JMGC福島合宿無事終わりましたね。参加した皆さんお疲れさまでした。楽しかったですね。
遅くなりましたが、参加できなかった人の為にすこし合宿記を書いてみたいと思いますのでしばしお付き合い下さい.
合宿前日、10月7日、夕方
あくまで私の判断ですが、8日の予報を集めたところ関東地方は午前9時頃には雨が止み天気は回復傾向、ただし雨が止んだあと2時間程おいて強い北風が予報されておりガスト40ノットの予報も出ていました.一方、仙台方面は関東地方よりも雨の止むのが2〜3時間遅そうで強風の予報はなし.
雨が止んだらすぐ出発しないと風が強くなりそうだし、一方目的地はまだ天候が回復していないかもしれない、8日の出発は難しいかなと感じました.
しかし、予報が数時間ズレることは良くあること、良い方にズレれば行けるでしょうし、悪い方にズレれば行けないでしょう.確立は五分五分と思っていました.
初日 10月8日
起きるとすでに雨は止みかけていました.まずはJMGCの工場に顔を出しご挨拶.様子を見ると、愛さんがSATシステム(パソコン通信で気象情報を見たりフライトプランを出せる)でMATER・TAFを取り寄せてました.
関東地方の強風予報は無くなっており、天気は回復傾向、出発に問題はありません.しかぁーし、今日は仙台TAFが強い西風を予報していて、目的地福島スカイパークも強風の可能性があります.さあ、どおしましょう.
愛さんは何度も現地に電話して、直接天気を聞いていましたが、現地の風はそれほど強くはなっていない様子、13時過ぎに出発の決断が出ました.
全機出撃じゃー.
さて、私は出発の準備をしていて、なぜか急に腰が痛くなってきました.理由が良く判らなかったのですが、腰を伸ばすと痛くて、曲げていると痛く無くて、座って操縦する分にはぜんぜん問題無いのですが、そんなに重い物を持った覚えもないし、原因に心当たりが無くて困りました.年でしょうか?(ToT)
フライトは皆さんより一足お先に愛さん・みゆきさんと飛び立ちました.愛さんがグライダーの耐検があって氏家に寄ると聞いて、単座のフライトを大利根−氏家はNさん、氏家−福島スカイパークは私としたからです.
大利根を25で離陸、まずは2000ftで巡航と思いましたが結構揺れます.揺れない所を捜して2500まで上げました.(あまり変わらなかったけど)
視程は30km以上で良いですが、向かい風が強く速度計とDME(対地速度が判る)の差は20kt以上、結構タコりましたが30分チョットで無事着陸.
氏家で、後続機をモニターしていたところ、まずはHさんのボナンザが見えるところを通過していきました.さすが早いだけあって余裕で寄り道していったようです.愛さんは通過する機体を見て「ボナンザであんなに遅いと(風が強くて)、単座は時間通りたどり着けるかなぁー」と心配そうでした.私は「きっと氏家を見るのに速度を落としているんですよ」と言いましたが、愛さんは少し考えて、学生さんにハイオクを買いに行って貰い、Nさんにはガスを気にせずエンジンに鞭を入れる様に連絡しました.そして、私には単座が到着したらすぐ離陸して、お釜を焚いて出来るだけ真っ直ぐ福島スカイパークに向かう様にとの指示が出ました.ラジャー.ちなみにこの日の仙台の日没は1700.
単座は1520着、プランを入れている間にガスアップして貰い、1530氏家を離陸.
スカイパークまでは直線で約130km、向かい風が無ければ約1時間です.
200ftまで上がったところでヘディングを郡山市に、上昇速度は少し早めに設定して115km/h.すぐに後から上がった愛さん達に抜かれてしまい、私は一人寂しく最後尾からみんなを追いかけました.(ToT)
でも、愛さんは心配して122.6で時々位置を聞いてくれます.視程は良かったのでGPSを使わなかったので対地速度が判らなかったのですが、最初は予想外に進んでおらず、この辺かなと須賀川とリポートしたら、そんなに来てないでしょう私たちがいま須賀川だものと言われ、よく見たらまだ白河でした.(^_^; オイオイ
この辺りでは、ウェーブ擬きなのか雲が南北に伸びていたので、上昇帯を捜してエンジンを少し絞りながらも150km/hで巡航出来ました.そしてかなり揺れてきたので肩ベルトをきつくしたところ、ちょうど大きい揺れを食らって後ろの工具やカメラがもの凄い音を立ててました.(ToT) カメラガ
郡山を過ぎた辺りで福島市を確認、同時にちょっと雨も降ってきました.揺れも相変わらず酷かったです.そろそろランディングが気になり、スカイパークの130.675をモニターしたところ、先に行ったモグラ達がまだ福島市上空に居てなかなか降りた様子がありません.どうもファイナルに強い下降流があって、アプロ
ーチを何回もやり直している様です.
うーん、ここまで稼いだ高度は落とさない方が良さそうだと判断して、3500ftのまま3マイルのロングファイナルに進入(スカイパークは1300ft)、この後フルパワーでも落ちる下降帯に遭遇して、結果ちょーど良いパス角になってランディング、ただし先に降りたみんなの視線が気になる中、2度も弾んでしまいとてもお恥ずかしい着地でした.(T_T) 1645着セーフ.
さあこれで全機無事降りたと思ったところファイブがまだでした.あら、いつの間にか抜いてしまった.
初日の補足ですが、某お母さん教官は「今日のアプローチは10年寿命が縮まった.温泉入りたいけど、むすこが心配だから帰る」と言って、直ぐに新幹線に飛び乗って帰りました.「それって楽しい?」と、思わずO教官夫人の声が聞こえてきそうですね.(^_^)
その日の宴会は温泉宿、当然のことながらフライトと難しかったアプローチの話で盛大に盛り上がりました.そして一致した意見は、福島スカイパークは「降りたらとても良いところ」です.設備も担当のOさんもとっても良い人、でも降りるまでが大変と言った意味がこめられています.(^_^;
この日,大利根から福島スカイパークに飛んだ機体は,アーチャー・ボナンザ・グローブ2機・ファイブ・単座の6機でした.
二日目、10月9日.
歩く時,腰が痛くて伸ばせなかった私も、温泉とNさんに戴いた薬でだいぶ良くなり、みんなから「類人猿から北京原人に進化したね」と言われるくらい腰が伸びました.(^_^;
この日、JMGCで最初に飛んだのは単座のNさんです.天気は快晴,昨日に比べれば弱い風、楽勝のフライト日よりと思いましたが、離陸した単座はアップウインドでぜんぜん上昇出来ず,しかもかなり揺られている様子でした.
結局この日,東北地方上空は西風が吹いており,山地の東に位置する福島スカイパークは,山越えをした気流の風下で少し乱れていた様です.
しかし,天気は良いので皆さん精力的に新潟・山形・仙台等に飛んで行きました.
私も単座で山形空港へ行くことにして,1430頃スカイパークを離陸.山形へは途中蔵王等の山が立ちはだかっているので,標高の低い谷間を探して山形側へ抜けました.考えて見ればRDO空港(管制通信官が常駐していて空港周辺の航空交通情報を無線で知らせてくれる空港,地方の第3種空港に多い)に1人で行くのは初めてでしたが,幸いたいしたトラフィックも居なかったのでストレートインで楽に降りることが出来ました.ただ,ランディング後,スポット5番を指示されチョット焦りました.行く前に調べた小型機スポットは,アルファベットしか無かったので何処だろうと資料を探そうとしたら,焦りが機体の挙動に出たのでしょうか.直ぐに日本語で細かい案内がきました.(^_^) 1510頃山形着.
山形空港をチョット見学して,すぐ帰りの準備に入りました.単座は遅いのでもたもたしているとまた日没ギリギリになってしまいますので.
CABでプランを入れてエプロンに戻ると,やはり珍しいのでしょうか?空港の消防隊と思われる人たちが単座を囲んで眺めていました.説明して上げようと(自慢しようと)思ったのですが,エプロンを歩いて行くうちに居なくなってしまいました.チッ.
さて,離陸前点検をしていたところ,別コースを廻って来たJMGCのグローブ(N・H嬢組)が降りて来ました.エプロンの反対端に止まったので,歩いて行くのは止めて,携帯電話で先に帰ることを伝えました.本当に便利になりましたね.
1600頃山形空港離陸,単座はパワーが無くてなかなか上昇しませんが,風向きから蔵王の西斜面に上昇風が有りそうだったので近寄ってみたところ当たり,弱いながらも上昇を助けてくれたので,そのまま蔵王のお釜が覗けるまで張り付いてました.お釜からスカイパークまでは下るだけなので高度を速度に変えて150km/h巡航.1645頃スカイパーク着陸.
この日は途中参加の,シマンゴ・アーチャーの2機が来ました.
三日目 10月10日(体育の日)
合宿もいよいよ三日目,昨日・一昨日と天気は良かったものの強い風に揺られ,「これぞ合宿だ」とアプローチに悩まされましたが,この日は天気も良くて風も穏やか.予報も良かったので「一日中楽に飛べる」と思ったのは大失敗でした.
この日の私の目的は庄内空港.しかし,ウェザーを取ってきてくれたHさんが「庄内は雷雨,日本海側は悪い.」と,ちょっと気勢をそがれた私は,目的をスカイパークの南30kmにある東吾妻山に変更.ここは噴火口が有って非常に荒涼としたところ,スカイパークからは近いのでゆっくり行けば良いし,朝のガスアップ・点検で「ちょっと疲れた.一番に飛ぶのはいいや」と思っていました.
グローブやシマンゴが次々と,山形・仙台・福島に向かって飛び立って行きましたが,単座クラブの私とNさんはのんびりして居ました.(私は上記の理由で,Nさんはたぶん,前日一番に出て揺られたからかな?)
するともう1人の単座クラブ員,Hさんが「先に乗っちゃうぞー」と言うので,本日の一番フライト(単座)はHさんに飛んで貰いました.
しばらくすると,山形に行った愛さんより単座を中継して「山形の天候が崩れて来たので降りずに帰る」と連絡が入りました.私は「昨日行っておいて良かった」と思ったものの,まさかここの天候まで崩れるとは思いませんでした.
Hさんと変り,Nさんが単座で上がってしばらくして,3823のHさん,09AWの瀬尾さん,3813の高田さん,そしてトレーラーを引いてDG400が到着し,愛さんは仙台に寄って帰って来ました.
降りるなり愛さんは天気が崩れそうだから,飛んでる機体は全て降りるように言いました.みんな大急ぎで機体を風上に向けて縛ったところで,雨が降り始め,しばらくして突風が吹き始めました.セーフ.
この時,気がついたのですが,いつの間にかTさんが来て居てタイダウンを手伝ってくれてました.仕事が忙しくて車で日帰り参加だったのです.
ちょうどお昼だったので私は車を借りて買い出しに,今日どおしても帰らねばならない3823の皆さんを乗せて麓の駅まで行きました.駅に着く頃には,天候も回復し始め青空が見え始めました.こりゃ早く帰って飛ぼうと思った私は「JR福島駅まで送ってくれない?」と言うHさん達に,冷たく「みんなお腹空かせて待ってますから」と5分と変わらない私鉄の駅で降ろしてしまいました.m(_ _)m
買い出しを終わってスカイパークに帰ってくると,みんな飛び始めていました.
なぜかHさんの3823も動き始めています?,聞くと天候が回復して飛べそうになったので,タクシーで戻って来たそうで,メデタシ,メデタシ.(^^;
さぁー,いよいよ単座に乗ろうと思いましたが,目的の東吾妻山は雲の中,朝とはすっかり変わって雲の多くなった天気に,遠出のフライトはする気が無くなってしまい,Tさんがファィブで飛ぶのの後ろに乗せて貰い今日のフライトは止めてしまいました.それにしてもTさん,みんなが苦労していたアプローチを,初めての空港なのにピタリと決めていました.流石です.
15時頃でしょうか.霞の目からタンデムファルケが飛んで来ました.私にとっては懐かしの2178です.2年前愛さんが大利根から霞の目までフェリーするのにお付き合いさせて貰った機体です.クルーズピッチがあるのにクライムピッチのまま飛んだ思い出の機体でした.(^^)
9日の夜,合宿に合流したHさんは,ご実家が合宿の宿とスカイパークの途中に有るそうです.しかし,Hさんはモグラで飛んでいることを御両親には秘密だそうで,こんな近くで飛んでいてご近所の人にでも見つかったらどおしようと,実家の前を通るときは車の中で隠れていました.(^^;
最終日 10月11日
さて,最終日の天気は,やっと福島スカイパークから大利根まで安定した天気となりました.
朝,最後のひとっ飛びにモグラが,仙台やローカルフライトに出掛け,三重県まで帰る201Xは一足早く大利根に向かいました.
全機一旦戻ってきたところで記念撮影.瀬尾さんの希望でチョットした編隊飛行を行うので,ブリーフィング後,1130いよいよ大利根に向けて出発となりました.
2343(グローブ)・2123(ファイブ)が単機で出発した後,2373(関宿グローブ)・09AW(瀬尾グローブ)・2110(単座)が3機同時に,4119(アーチャーII)・3813(web masterFA-200)と3722(アーチャー)・3758(ボナンザ)が2機づつ同時に出発.撮影機の09AWを含め9機が集合して飛ぶのです.
一番遅い単座の私が先頭と云うことで,福島市上空3000ftで大きな円を一回描いて南下を開始.その間にグローブ3機と飛行機が1機は合流したのが見えましたが,後の機体は私から確認できません.とにかく高度と進路と速度を一定にしなければと,無線で高度はQNH30.40で3000ftにしますと言って,進路は目標物を南に見えた山を目指すことにしましたが速度が困りました.巡航速度270km/hのボナンザがいるので,とにかく早く飛ぼうと思ってパワーを入れましたが,3000回転140km/h位が一杯と感じたので,3000回転以上回すのは心理的に抵抗があって出来ませんでした.
その為,付いて来る方には悪いのですが,上昇気流があると150km/h位,下降気流があると130km/h位と速度が増減してしまい.申し訳ありませんでした.m(_ _)m
しばらく南下したところで,全機集合したらしいのは無線から判ったのですが,単座からはあまり後ろ見る余裕がなくて,私は編隊飛行の楽しさを視覚的にはあまり楽しむことは出来ませんでした.誰か写真取ってたら見せて下さいね.瀬尾さんは絶対撮っているでしょうが.(^^;
編隊飛行(集合飛行か?)は予想外に長く続いて,だんだん目標にしていた山が近づいて来ました.愛さんからの指示で20度程西に振りましたが,しばらくして今度は2373のYキャプテンより「正面は福島空港ですよ」と,さらに西に迂回しました.
GPSを使っていたのですが,なにぶん真っ直ぐ飛ぶことに全神経を取られていたのと,こんなに長く続くと思わなかったのですっかり忘れていました.(^^;
いっそのこと「空の日」イベントをしているはずの福島空港の,情報圏の上をこのまま通過と云うのも良いかなと思いましたが,機長はみんな忙しくて無線設定する人がいなそうだったので,提案するのも止めときました.
ついに福島の西10nm位まで来たところで,編隊は解散となりました.まずはボナンザがアッと云う間に見えなくなり,私は後ろに居るかも知れない機体に向かって「パワー落としますよぉー」と無線を入れて減速.アーチャー・グローブ・ファイブが次々と左右から前に出て行きました.みんな大利根までサヨナラァーです.
高田さんのFA200だけは,燃料入れに仙台に引き返して行きました.
エンジン保護して?,2600回転位120km/hで飛びながら,最後のグローブが見なくなるのを見送り,はて?,どうしようかなと,GPSを見ると大した寄り道でも無いので,八溝山と筑波山を冷やかして行くことにしました.
八溝山の山頂は天守閣の様な展望台があったので,360゚ぐるっと回って手を振ってきました.筑波山に向かいながら,昨日Tさんが午後から勤務と言っていたので126.2をモニターしていました.愛さんがコンタクトしていましたが,出てきた人は違う人だったので,私はコンタクトするのは止めました.あとで聞いたところ,4119や2343もアプローチにコンタクトしていたそうですが,Tさんと話せたのは,仙台に寄って遅くなった3813だけだったようです.残念.(^o^)
筑波山は昔ハング(ハンググライダー)で飛んでいたので,その辺り五国山(筑波山の北10km辺り)を冷やかしに行ったところ,ハングが数機舞っていました.私の飛んでいた3500ftまで上がっている機体は無く,条件悪いのかなぁーと思いながら,南隣の加波山を見に行ったところ,途中の山で20機程のパラ(パラグライダー)が舞っていました.こちらも上がってないなぁーと思いながら,加波山を見ると居るわ居るわ100機以上と思われるパラとハングが少し,ほとんどはリッジソアリングですが何機か上の方の機体は,こちらと同高度まで上がって来ていました.
こりゃー,近づけないやと,こちらは進路を変えて大きく迂回し,霞ヶ浦管制圏を抜けて1400に大利根に着きました.
おしまい.