<<< けいぶん氏とかきうち氏による、2006JMGC秋のミニツアー記 >>>

[ 2006年10月28日〜29日 ]



10月29日(日)
RJOM 282300Z 16003KT 9999 -SHRA FEW005 SCT020 BKN040 19/16 Q1016
           ↓
RJOM 290000Z 02007KT 9000 FEW010 SCT025 BKN040 20/17 Q1016

RJAA 290030Z 01006KT 3000 -SHRA BR FEW002 SCT003 BKN006 17/16 Q1015 NOSIG

RJAA 290700Z 12004KT 070V150 7000 FEW010 SCT015 BKN035 19/16 Q1013 NOSIG

昨夜は疲れていたけど緊張のせいか6時に目が覚めた。
今日は大利根まで帰れるだろうか?TVをつけて天気予報を見ると・・・がびーん!
関東はおろか、高松も雨が降っている・・・
ホテルの窓から空を見ると松山も雨が降り出しそうな感じ・・・
7時から朝食が始まるので早めにレストランに行くと既にカッキーが来ていた・・・
7時30分にロビーに集合なのでノンビリ朝食はできないのだが、子供会のお泊り旅行なのか子供達がワラワラとレストランに湧いて来て、なかなか食事にありつけない・・・(泣)
7時40分発のバスで空港に向かう〜
空港でバスを降りたら雨がパラパラと降ってきた・・・帰れるのか!
中継地の名古屋空港も霧でIMCだし、成田空港もBKN006です・・・・

ターミナルでお土産を買ってロビーでどうやって帰るか作戦を立てる・・・
カッキーはいきなりロビーの床に航空図を広げて・・・ありゃりゃ、折り目にできた破れをテープで修復を始めました・・・ついでに私も自分の航空図を修復しました・・



松山の天気は回復傾向にあるので、ひとまず機体に行って始業前点検と暖気運転をします。
ところがどうした事かJA3333のセルが調子悪い・・・
原隊長、山本司令官が具合を調べるがどうもよくないらしい・・
心配するツアー参加者達・・・

山本司令「今日は松山宿泊で明日の帰りでも良い人、手を挙げて」
参加者 「・・・・・」

どうやらJA3333は松山でスタックのようです。


山本司令「ぢゃぁ、今日エア・ラインで帰っても良い人、手を挙げて」
けっきょく、平林さん、田山さん、渋谷さんがエア・ラインで帰ることになりました。
山本司令官はJA3333と松山居残りで救援を待つことに・・・
この事件で1時間程ドタバタしていたら、東の空に青空が見えてきます。
名古屋空港の霧もとれて良い天気となりました。高松付近の雨域は相変わらずですが、名古屋まで飛んでいける天気です。なんだか、今回の参加者の誰よりも飛行経験の長いJA3333が「若人よ!まだ離陸するには早い。もう少し待たれよ!」なんて引き止めてくれたのかもしれません(笑)
目的地、エンルートの気象も調べて、プランを入れます。

*帰路は各地のMETARがかなり悪く、クラブ員ほぼ全員が疑心暗鬼でしたがそんな中、自信満々に「大利根まではるんるんフライト!!」と宣言した原さん。果たしてその通りとなり、原さんの経験値の高さを思い知りました。でも、私だけは自分の「モーゼ力(もーぜりょく)」を信じていたので不安はありませんでした。なにせ、行く先々で私の進路だけ雲が割れて開けてゆくのです。モーゼ力です!(by かきうち)



高松付近は雲があって飛べない為、松山から瀬戸内海の北側をとおり大津VOR経由で名古屋空港に向かいます。
先ず足の遅いJA2429が先行し、続いてJA3796が続きます。
松山を離陸して「しまなみ街道」までは雲は全くなく瀬戸内海の遊覧飛行のようです。
エンルートの兵庫−神戸付近は雲がある為に9500FTで巡航し、追い風にのる戦法です。
途中でJA3796に抜かれますが、関西TCAのサービスを受けながらどんどん東進し京都付近から、雲も無くなり快適飛行。
大津VORハイステーションで降下を開始して木曽川滑空場をオーバーフィールドの後に県営名古屋空港に到着。もちろん、往路の教訓を生かして燃料給油〜
大利根の日没時間が迫っていますので、ターミナルに大急ぎで移動してランチタイム。
関東の天気はどんどん良くなっているので最終レグは大利根ダイレクトコース。途中の南アルプスの主峰は日本第2の高峰で11500ftで飛び越そう戦法です。
県営名古屋になってからはフライトプランをFAXで送信してから電話を入れて確認する事になっています。

プランファイルの確認をして、離陸準備。


県営名古屋空港を予定通り14時前に離陸。ヘディングを大利根ダイレクトコースにとり、速度を殺さないようにジワジワと上昇を続けます。しばらくして恵那峡、恵那岳を7500ftで飛び越え、更に上昇。
前方に日本第2の高峰「北岳」が見えてきました。北岳をマージンをもって越えるには11500ftが欲しいところですが、10000ftしか上昇できません。風は北西風45KTなのでうっかり山肌に近づくのは怖くてできない・・・ちょっと離れた所で1旋転して「リッジもどき」を探して11500ftに到達!瀬尾師匠に連れて行ってもらった一年前の沖縄ツアーの帰りも北岳越えを経験していますが、自分で越えるのは感無量です。ここからなら大利根フライトサービスに無線が繋がるだろうと130.7MHzをワッチするとJA2351浅尾さんの声がします。

「JA2351、こちらJA2429北岳上空11500ft・・・」
いやぁ〜言ってみたかったんですよ!11500ft・・・(笑)
対地速度は追い風をうけて125KT!!!すんげぇ〜!
JA2351の右席は高田教官が応答してくれた・・・
大利根上空は青空が広がっている・・・

大利根の天気を後続のJA3796にも転送する。
北岳を越えると左手に甲府盆地、右手は富士山・・・絶景!



大月付近から横田アプローチとコンタクトしつつ、高度を速度に変換しながら、長〜いファイナルグライド(笑)
眼下に横田基地た立川基地、調布飛行場など・・・
下総基地の管制圏手前で3000ftまで落し管制件通過・・・
大利根飛行場インサイト
「ちいせぇ〜短けぇ〜!!」
大きな滑走路を見慣れた?のでやたら小さく感じます>大利根飛行場(笑)
大利根までの飛行時間は1時間45分!自己新記録!(って、名古屋は寄生飛行以外では初めてだろう>俺)
今回はJA3796に追いつかれないですみました(笑)

*大利根へのレグは2429に追いつく気満点だったんですが、甲府上空で「訳あって」スローダウンしたのが敗因と思われます・・・・そうでもないか?。(by かきうち)


いろいろ有りましたが、無事に帰ってこれました。
今回のツアーでは大変勉強になったと思います。

山本司令官、原隊長、参加者の皆様、ありがとうございました。
これからも、私が良き航空廃人になれるようご指導下さい。

(ツアー中、何があったか知りたい方は飛行場で関係者に聞いてね)

薩摩硫黄島に逃亡中の、けいぶんより・・・